現在は回復していますが、好酸球膿疱性毛包炎(こうさんきゅうせいのうほうせいもうほうえん)という皮膚病にかかっていました。
なぜ急にこの皮膚病にかかってしまったのかが全く不明のまま、1年間ほど悩まされていました。
病院に行っても特に原因は特定できず「いつになったら治るのか」と、とても不安だったことを覚えています。
本記事では好酸球膿疱性毛包炎の初期症状から回復に至るまでの経緯についてご紹介しますので、是非最後まで読んでみてください。
こんな方に読んで欲しい!
好酸球膿疱性毛包炎の症状で悩んでいる方!
好酸球膿疱性毛包炎はどのような症状なのかを知りたい方!
好酸球膿疱性毛包炎の回復までの経緯を知りたい方!
好酸球膿疱性毛包炎とは

好酸球性膿疱性毛包炎(EPF)は、顔面などの毛包にかゆみを伴う好酸球性の膿疱が再燃する疾患である。
膿疱内容物に多数の好酸球が存在し、インドメタシンが有効である。しかし病態についてはほとんど明らかにされていない。
引用:難病情報センターより
難しい内容ですが毛穴に何らかの理由で好酸球という白血球が集まって、皮膚に膿がたまった膿疱を形成する皮膚病になります。
また、激しいかゆみを伴うのも特徴の一つです。
現在も原因について研究を進めているるようですが、いまだに解明されておらず珍しい病気のひとつです。
初期症状

初期症状は、左目の下あたりに『蚊』にでも刺されたような丸い赤い腫れができたのが始まりです。
特に気にしてはおらず明日になれば治ると思っていましたが、翌日になっても丸い赤い腫れは引いていませんでした。
その時はまだそこまで痒みがない状態でしたので、気にもしていませんでした。
2日経つと腫れが引いていたので軽い蕁麻疹かなと思っていましたが、さらに2日ほどたった朝、また、丸い赤い腫れが同じ場所にできていました。
今回も2、3日経てば腫れが引くと思っていましたので、特に何もせずにほったらかしにしていましたが、その丸い赤い腫れが1つ、また1つと左目の下に増えていきました。
そうなると徐々に気になり始めて、痒みも大きくなってきたので、無意識で触ってみたり爪で押してその痒みを抑えていました。
1つ1つの腫れが大きくなることで、次第に一つの大きな丸い腫れとなり、直径4センチほどの『大き丸い赤い腫れ』になっていました。
市販の薬での完治は難しいと思い病院へ行くことにしました。
病院では腫れている箇所に穴をあけサンプルを採取し検査。
検査の結果『好酸球性膿疱性毛包炎』と診断されました。
痒み止めの塗り薬とインデバンSP(痛みや炎症を抑える薬)を処方され、飲み薬で症状を抑える方法で治療を開始します。
ピーク時の症状

直径4センチの腫れは、どんどん膨らみ色も赤から薄紫色に変色していました。
左目の下の腫れが非常に目立つため、いつもマスクをしていましたが、マスクが腫れに触れると痛くて、常にマスクはしていられない状態です。
また、薄紫色に変色してからは、膨らみが皮膚の感触ではなく少し硬くなっていました。
腫れている部分はパンパンに膨らんででいるため、中の膿がニキビのようにポツポツと白い斑点状に表面に現れ、膿が勝手に潰れて中の膿と血が流れてきます。
このピーク時が一番激しいかゆみと、腫れている箇所のケアが必要なため、痒みで夜も眠れなかったり常に痒みに耐えていなければならなかったため、精神的にも参ってしまいいつもイライラしていたことを覚えています。
この時期が一番辛いです。
痒みが出たときは、毎回塗り薬を塗ることは徹底していました。
また、痒みはあるので腫れている箇所が触りたくなるのですが、絶対に触らないように気を付けていました。
触ってしまうと、そこからさらに菌が侵入してしまう恐れがあるからです。
回復までの経緯

飲み薬を始めてから、半年程たった頃から腫れている箇所に少しずつ変化が現れました。
まず、パンパンに張っていた膨らみが徐々におさまっていき、薄紫色も元の赤色に戻っていきます。
同時にニキビのような白い斑点がなくなり、中の膿がなくなっていくのがわかりました。
4センチほどあった腫れは、中央から腫れが引いていくため、ドーナツのような丸い円になっていました。
最終的には、ドーナツ型の腫れもすべて無くなり、左目の下は何もなかったかのように綺麗に元の状態に戻りました。
たまに左目の下に痒みがでるときがありますが、その度に、この時の事を思い出しなるべく触らないように心がけています。
症状の再発

好酸球膿疱性毛包炎が完治してから約10年たったころ、同じ個所に、蚊に刺されたような赤い小さい丸い腫れと痒みがでました。
その瞬間に10年前に好酸球膿疱性毛包炎で悩まされた記憶がよみがえりました。
まだ小さい腫れだったため、様子をみようと思い皮膚科にはいかなかたのが間違いでした。
1週間ほどで、皮膚が薄紫色に変色しだし、膨らみも皮膚の感触ではなく、少し硬くなっていました。
できるだけ手で触ることを避け、皮膚科に向かい飲み薬を1週間もらい、薬を飲み始めてから徐々に薄紫色と腫れが引いて、1週間ほどでもとの皮膚に戻ることができました。
最後に

好酸球膿疱性毛包炎は、激しいかゆみが伴うため、かゆみとの付き合い方が非常に大事になります。
早めに病院で診察を受けて、なるべく早い段階から飲み薬での治療を開始できれが、回復までにかかる時間が短縮できる可能性があると思います。
ご自身で判断せずに、まずはお近くの医療機関で受診うける事オススメします。
そして、痒みの箇所は絶対に触らない事!
これに尽きると思います。
多くは発症していない病気かと思いますが、同じ思いをしている方がいらっしゃれば、少しでもお役に立てれば幸いです。